もうすぐ春ですね。

春を告げる行事として、2月に節分がありました。
もともと節分は「季節を分ける時期」を意味していて、立春の前日にあたります。
また、古来より季節の変わり目には邪気が表れると信じられていたため、それを追い払う儀式が節分の風習になったそうです。

この度お仕事させていただくことになった めんたいパーク^※びわ湖 様でも、来場者様の一年の息災を願う節分イベントが開催されました。（2023年1月21日～2月5日）

めんたいパークびわ湖様のイベントでは、子供たちを喜ばせるための仕掛けを毎回考えられており、今回のイベントでは塗り絵で遊べるお面が使われました。

このお面は、めんたいパーク様の企業マスコットでおなじみのタラピヨちゃんが鬼に扮したデザインになっていて、弊社がこのデザインとお面の制作を手掛けさせていただきました。

今回はそのデザイン制作のエピソードを裏話も交えて、ご紹介したいと思います。

当初はサンバイザーをご提案

めんたいパークびわ湖様とお仕事をさせていただくきっかけは、弊社からご提案した紙製のサンバイザーでした。
屋外イベントでもよく使用される印刷デザイン入りのサンバイザー。
安価でデザインの幅も効き、短期の販促イベント等で大活躍するアイテムです。
お客様にもきっとお役に立てると思いご提案しました。
そんな折、実はめんたいパークびわ湖様も節分イベントを控えており、鬼をモチーフにしたタラピヨちゃんのお面を製作する計画を立てていらっしゃいました。
さらに、お面の後ろをどのように留めるかに悩まれていたときに、弊社のサンバイザーの構造に着目され、その形状でお面を作ってほしいということからお仕事につながりました。

鬼をモチーフにしたデザインとお面の形状をご提案

サンバイザーの後ろ留めの構造を残しつつ、お面仕様のデザインに変更。
お面の後ろ留めは、複数入れられた切れ込みの位置を変えて、サイズを段階的に調整できる仕組みになっています。
切れ込みどうしを嵌めたとき、紙が裂けないように注意して形状設計しました。

タラピヨちゃんを節分の鬼にアレンジする際は、キャラクターの可愛さを崩さないことを一番に考えてデザインしました。
髪の毛のサイズや形、ツノのバランスもタラピヨちゃんに馴染むようにこだわりました。
ピンクの髪の毛はたらこを連想させる色で、遊び心と可愛さを取り入れたのもポイントです。
※正面を向いた［A案］と少しおすましした横顔の［B案］を作成し、お客様には最後までどちらが良いか悩んでいただきました。

塗り絵仕様に修正

めんたいパーク様のイベントには、実際に子供たちが手を動かして何かを作ってほしいというテーマがあります。
そして、イベントを通してそれができる遊び場を提供したいという思いが込められています。

今回も子供たちが手を動かして楽しめるよう、色が塗れるお面というご要望をいただきました。
そこで、材質を上質紙のしらおいに変更。印刷を墨単色にして、塗り絵で遊べるお面となりました。

塗り絵というと、単にカラーをモノクロにするだけと考えておりましたが、“ロゴの部分にも塗れたほうが楽しいかな？”とか“細かすぎると塗りにくいかな？”など気づくことも多かったです。
そして、実際に子供たちが遊ぶ場面を想像しながらデザインすることの大切さを、改めて感じることができました。

最終的には、正面を向いた［A案］のデザインが採用されました。
また、めんたいパーク様の他店舗からも好評で、全国6拠点から受注をいただきました。

イベントで大活躍のタラピヨちゃん鬼お面

多くの子供たちにご利用いただいたということで、弊社企画デザイン担当も大変喜んでおります。
ちなみに写真を撮影したのは弊社営業担当で、家族と一緒に利用させていただきました。
子供たちが夢中で塗り絵で遊ぶ姿や、お面をかぶって楽しんでいる様子を見ると、心がほっこりしますね。

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