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楽しい紙器パッケージ おもしろ紙箱その②[ダイヤ型サック箱]
前回の三角注サック箱から続き、面白い形の紙器パッケージシリーズ第2弾となります。
このシリーズでは普段あまり見かけない、一風変わった面白い形のパッケージにフォーカスを当てて紹介していきたいと思います。
サック箱の基本については、知っておきたい紙器パッケージの種類と特徴[サック箱編①]をご覧ください。
ダイヤ型サック箱
天地の四角形を45度ねじったような独特なフォルムのサック箱です。
呼称は定まっていませんが、箱の見た目からダイヤモンド型やピラミッド型と呼ばれることもあります。
通常のサック箱と違い、立体的で高級感のあるパッケージです。
展開図例
外周は普通のサック箱に近いですが、フタと底の位置関係が異なり、罫線の入れ方も特徴があります。
上の展開図では底地獄ですが、底を差込型のフタにすればキャラメル箱タイプも可能です。
ただし、底面は正方形(幅と奥行きを同サイズ)にしないといけないので注意してください。
また、極端に背の低いものや底面と高さのバランスが悪いものなど、機械でのサック貼りができないものもあります。
詳しくは知っておきたい紙器パッケージの種類と特徴[サック箱編①]内の「サック箱の種類とメリット・デメリット」をご覧ください。
組立てイメージ
組立て方を説明するのは難しいので、以下の動画をご覧ください。
簡単に言いますと、折り罫線を折って箱を起こすとき、先に正面の逆三角形の罫線に折り目をつけ、続いてサイドの三角の罫線を折る流れとなります。
特にサイドの三角罫線は折りにくいので、無理に折ろうとせず軽くクセ付けする程度でOKです。
アレンジ例
底のサイズと高さを変えて大中小の箱を作ってみました。
背の低いタイプはどっしりとした安定感があり、細長いタイプは動きのある軽快な印象を与えてくれます。
また、箱の向きが変わると見た目も変わるので、見る人の記憶に残りやすく、興味を惹いてくれる形です。
箱を一段ずつ向きを変えて積み上げてみると多角形のオブジェのようになります。
商品の陳列方法もアレンジが効きますね。これもダイヤ型のなせるわざでしょうか。
ただし、背の高いタイプだと積み上げると倒れやすくなるので、背の低い平たいタイプが向いています。
ちなみに、ここで使用している紙材質は「ラフバガスEX(KSエンボス)」という環境対応紙です。
超高白色ラフ肌ノーコートアイボリーと呼ばれるデコボコした肌触りが特徴的です。
まとめ
つい手に取ってしまいたくなる印象的なフォルムのパッケージでしたね。
機械生産が可能で量産品に対応しているパッケージですが、組立てにやや難ありで、箱詰めなど輸送効率も良くない点がデメリットでしょうか。
また、内部は傾斜の壁に囲まれていますので、内容物が四角いものだと箱の中で動いてしまい安定しない場合があります。
中身は球状のものや個包装のお菓子などのほうが適しているでしょう。
外観的に好奇心をそそるフォルムでインパクトも大きいので、検討してみるのもいかがでしょうか。
もしお気に入りの形状でデザインにお困りごとがございましたら、是非お手伝いさせていただきます。
ご遠慮なく弊社にお問い合わせください!
世の中には面白い・かっこいい・可愛いパッケージがまだまだたくさんあります。
本シリーズではそのような紙器パッケージを今後も紹介していきたいと思いますので、是非ご参考になさってください!
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和多田印刷株式会社
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